9月に入っても日差しはまだ強く、「うっかり日焼けしてしまった」という声が増える時期です。日焼けした後のケアは、順番を間違えると肌の回復が遅れることもあるとされています。この記事では「冷やす・保湿・こすらない」を軸に、残暑のアフターケアの豆知識をまとめました。
30秒でわかるまとめ
| 結論 | 日焼け後は「まず冷やす」「次に保湿」「こすらない」の順番が基本とされています |
| 冷やす | 濡れタオルや流水で、ほてりが落ち着くまで。氷を直接当てるのは避けたほうが無難 |
| 保湿 | 冷やした後に、刺激の少ない化粧水やジェルでたっぷりと |
| 避けたいこと | ゴシゴシ洗う、ピーリング、ほてりが残るうちの美白系アイテム |
| 医療機関の目安 | 水ぶくれ、強い痛み、広範囲の赤み、発熱や寒気を伴うとき |
日焼けは「軽いやけど」に近い状態
肌が赤くなってヒリヒリする日焼けは「サンバーン」と呼ばれ、紫外線による軽いやけどに近い状態とされています。赤みやほてりは、紫外線でダメージを受けた肌が炎症を起こしているサインと考えられています。
日焼け直後の肌は、バリア機能が一時的に弱まり、水分が逃げやすく、外からの刺激に敏感になっています。だからこそ、いつものスキンケアをそのまま続けるより、「炎症を落ち着かせる」ことを最優先に考える順番が大切だと言われています。
残暑の9月は、真夏ほど警戒していないぶん、うっかり焼けてしまうケースが多い時期です。帰宅後に赤みやほてりを感じたら、その日のうちにケアを始めるのがよいとされています。
ステップ1:まず冷やす
最初にすべきことは、ほてった部分を冷やすことです。冷たい水で濡らしたタオルをあてる、シャワーの流水を当てる、保冷剤をタオルで包んで当てるなどの方法が一般的です。ほてりがおさまるまで、10〜20分程度を目安に冷やす考え方があります。
氷や保冷剤を肌に直接当てるのは、冷えすぎで別の刺激になる可能性があるため、必ずタオルなどで包むのが無難です。また、その日は長風呂や熱いシャワーを避けるのも、意識しておきたいポイントです。
顔が焼けた場合は、冷やした化粧水をコットンに含ませてのせる「コットンパック」も、冷却と保湿を兼ねられる方法として知られています。
ステップ2:保湿でうるおいを補う
ほてりが落ち着いてきたら、次は保湿です。日焼け後の肌は水分が失われやすい状態なので、化粧水やジェルなどで水分をしっかり補い、その上から乳液やクリームで軽くふたをする流れが基本とされています。
このとき選びたいのは、できるだけ刺激の少ないシンプルなアイテムです。エタノールが多めに入っているさっぱり系や、香料の強いものは、しみたりヒリヒリしたりすることがあると言われています。グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分が中心の、敏感肌向けの処方が無難です。
体の日焼けには、広い範囲に伸ばしやすいボディ用のジェルやローションが便利です。お風呂上がりのタイミングでたっぷり塗ると、乾燥によるかゆみや皮むけの不快感がやわらぎやすいとされています。
肌だけでなく、体の内側からの水分補給も忘れずに。日焼けした日は体も脱水気味になりやすいと言われるので、こまめに水分をとることが勧められています。
やってはいけないこと:こする、そしてすぐ美白系
日焼け後にやりがちなNGが、ゴシゴシこすることです。ナイロンタオルで体を洗う、スクラブやピーリングで角質を落とす、皮がむけてきたのをはがす――これらはダメージを受けた肌をさらに刺激し、回復を遅らせたり色素沈着につながったりすると言われています。洗うときは泡でなでるように、拭くときはタオルで押さえるようにするのが基本です。
もうひとつは、美白系アイテムを使うタイミングです。「焼けたらすぐ美白」と考えがちですが、赤みやほてりが残っているうちは、美白系の成分が刺激になりやすいという通説があります。まずは冷却と保湿で炎症を落ち着かせ、赤みが引いてから美白系を取り入れる、という順番が一般的にすすめられています。
皮むけが始まった場合も、自然にはがれるのを待ちながら保湿を続けるのが無難です。無理にはがすと、下の新しい皮膚がまだ準備できていないことがあります。
水ぶくれ・強い痛みは医療機関へ
次のような症状がある場合は、セルフケアの範囲を超えている可能性があります。水ぶくれができている/触れなくても強く痛む/赤みが広範囲に及ぶ/発熱・寒気・吐き気・頭痛を伴う。こうしたときは市販品で様子を見るより、早めに皮膚科や内科を受診することが勧められています。特に子どもや高齢の方は症状が重くなりやすいと言われているため、迷ったら受診が安心です。
よくある質問
- 日焼け後、何日くらい冷却と保湿を続ければいいですか?
- 赤みやほてりの程度によりますが、ほてりが引くまでは冷却、その後1週間程度は保湿を丁寧に続けるという目安がよく紹介されています。皮むけが終わって肌が落ち着いてきたら、通常のケアに戻す流れが一般的です。
- 日焼け後にメイクをしても大丈夫ですか?
- 赤みやヒリヒリが強いうちは、クレンジングやメイクの刺激で悪化することがあるとされるため、できれば控えるのが無難です。どうしても必要な場合は、落としやすい軽めのアイテムを選び、クレンジングもこすらないよう気をつけましょう。
- 日焼け止めを塗っていたのに焼けました。塗り方が悪かった?
- 日焼け止めは量が少なかったり、汗で落ちたりすると効果が下がると言われています。目安の量をしっかり塗り、2〜3時間ごとに塗り直すことが基本とされています。SPFやPAの見方は関連記事も参考にしてみてください。
まとめ
- 日焼けは軽いやけどに近い状態。まず冷やして炎症を落ち着かせる
- 冷やした後は、刺激の少ないアイテムでたっぷり保湿
- こすらない、はがさない、ピーリングしない
- 美白系はほてりが落ち着いてから、という順番が通説
- 水ぶくれ・強い痛み・発熱を伴うときは医療機関へ

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