化粧品の成分表示でみかけるBHTという略称。食品添加物としても知られているため、化粧品に入っていると不安に感じる方もいるかもしれません。
目次
30秒でわかるまとめ
| 判定 | ⚠️ 注意レベル2/3 |
| どんな成分? | 油分の酸化を防ぐ合成酸化防止剤 |
| 主な役割 | 製品の変質・変色・においの防止 |
| こんな人は注意 | 敏感肌の方 |
BHTとは?
BHTはButylated Hydroxytolueneの略で、日本語ではジブチルヒドロキシトルエンと呼ばれる合成の酸化防止剤です。化粧品に含まれる油分が空気中の酸素と反応して酸化し、変色やにおいの劣化を起こすのを防ぐ目的で、0.1%以下というごく少量で配合されます。
食品添加物としても長く使われてきた成分で、油脂を含む加工食品の酸化防止にも利用されています。化粧品と食品の両方で使用実績が長い成分といえます。
危険と言われる理由と実際
BHTは旧表示指定成分に含まれており、また接触皮膚炎の報告があることから注意側の判定としています。「危険」という印象を持たれやすい理由のひとつに、食品分野において大量摂取時の影響をめぐる議論があったことも挙げられます。
ただし、これは動物実験などで通常の食生活を大きく超える量を摂取した場合の話であり、化粧品でのごく少ない配合量とは前提が異なります。CIRでも現行の使用条件でBHTは安全と評価されており、通常の使用で大きな懸念は示されていないとされています。近年は天然由来のトコフェロール(ビタミンE)など、他の酸化防止剤に置き換える処方も増えています。
⚠️ 注意したい人過去に酸化防止剤で肌荒れを経験したことがある方や、成分表示に敏感な方は、BHTの代わりにトコフェロールなど別の酸化防止剤を使った製品を選ぶという方法もあります。
成分表示での見つけ方
- Butylated Hydroxytoluene
- ジブチルヒドロキシトルエン
- ブチルヒドロキシトルエン
- 2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール
よくある質問
- Q1. BHTは発がん性がありますか?
- 化粧品に配合される量は食品添加物としての基準よりもさらに少なく、CIRの評価では現行の使用条件において安全とされています。過度に心配する必要は薄いと考えられますが、気になる場合は無配合の製品を選ぶこともできます。
- Q2. BHTが入っていない製品はありますか?
- 近年はトコフェロールなど天然由来の酸化防止剤を使った製品も増えています。成分表示を確認して選ぶことができます。
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出典・参考
- 旧表示指定成分(旧厚生省告示)
- CIRで現行の使用条件で安全と評価
※本記事は公的機関の情報にもとづく一般的な解説であり、特定の製品や成分の安全性・危険性を断定するものではありません。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科など専門医にご相談ください。

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