化粧水や薬用ローションの成分表示でみかけるサリチル酸。「危険」という声を目にすることもありますが、実際にはどのような成分なのでしょうか。
30秒でわかるまとめ
| 判定 | ⚠️ 注意レベル2/3 |
| どんな成分? | 防腐と角質ケアの両方に使われるベータヒドロキシ酸(BHA)の一種 |
| 主な役割 | 防腐効果、角質を柔らかくするピーリング作用 |
| こんな人は注意 | 敏感肌の方、アスピリンなどサリチル酸系薬剤に過敏な方 |
サリチル酸とは?
植物由来としても知られる有機酸で、化粧品では防腐剤として、また角質を柔らかくするピーリング成分(BHA、ベータヒドロキシ酸)として使われています。医薬品では古くからにきび治療薬や角質溶解剤としても利用されてきました。
化粧品基準では配合上限が0.2%と定められており、この範囲内であれば防腐や角質ケアの目的で安全に使用できるよう管理されています。ピーリング目的で使われる場合は、濃度や配合設計によって作用の強さが変わります。
危険と言われる理由と実際
サリチル酸は「旧表示指定成分」に含まれており、これが「危険」という印象につながることがあります。旧表示指定成分とは、ごく一部の方にアレルギーなどの可能性があるとして1980年に厚生省(当時)が指定した102成分のことで、現在は全成分表示が義務化されているため実質的な役割を終えていますが、名称だけがひとり歩きしている面があります。低濃度の防腐目的での使用では、通常大きな懸念は示されていません。
一方、角質ケア目的で使われる場合は乾燥や刺激を感じる方もいるとされ、またアスピリンなどサリチル酸系の医薬品にアレルギーがある方は、念のため使用前に医師や薬剤師に相談することが勧められています。
成分表示での見つけ方
- Salicylic Acid
- BHA
- ベータヒドロキシ酸
- β-ヒドロキシ酸
- o-ヒドロキシ安息香酸
よくある質問
- Q1. サリチル酸配合の化粧品は毎日使っても大丈夫ですか?
- 配合濃度や製品の使用目的によって異なります。防腐目的のごく少量であれば通常の使用で大きな問題は示されていませんが、角質ケア目的の製品は肌の様子を見ながら使用頻度を調整するとよいでしょう。
- Q2. 旧表示指定成分とはどういう意味ですか?
- 1980年に厚生省(当時)が、ごく一部の方にアレルギー等の可能性があるとして指定した成分群です。現在は全成分表示が義務化されているため指定自体の実務上の意味は薄れていますが、成分の由来を示す情報として残っています。
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出典・参考
- 旧表示指定成分(旧厚生省告示)
- 化粧品基準で配合上限0.2%
※本記事は公的機関の情報にもとづく一般的な解説であり、特定の製品や成分の安全性・危険性を断定するものではありません。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科など専門医にご相談ください。

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