赤202とは?口紅に多いタール色素の注意点

口紅やリップグロス、チーク、ネイルカラーなどの成分表示で見かける「赤202」。鮮やかな赤や青みのあるピンクを表現するために使われる色素です。日本では、化粧品などに使えるタール色素の種類が法令で決められており、赤202もそのひとつです。どんな成分なのか、どんな人が気をつけたいのかを整理します。

目次

30秒でわかるまとめ

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どんな成分?石油などを原料に合成されるタール色素。口紅やチークなどで鮮やかな赤を出すために配合される
公的な評価法令で使用が認められた法定色素のひとつ。タール色素は旧表示指定成分に含まれていた
注意したい人過去に口紅などで唇がかぶれた人、色素でアレルギーが出たことがある人、唇が荒れやすい人

赤202はどんな成分?

赤202は、「リソールルビンBCA」とも呼ばれる赤色の色素です。化粧品の分野では、石油などから得られる原料をもとに合成された色素を「タール色素」と呼んでいます。昔は石炭から得られるコールタールが原料だったことから、この名前が残っているとされています。

日本では、医薬品・医薬部外品・化粧品に使えるタール色素の種類が厚生労働省の省令で定められており、これらは「法定色素」とも呼ばれます。成分表示では「赤202」のように、色と番号を組み合わせた名前で表示されます。

水に溶けにくい顔料タイプ

赤202は水に溶けにくい顔料タイプの色素で、少量でも鮮やかな発色が得られるとされています。口紅など唇に使う製品にも使用が認められており、赤や青みのあるピンク系の色づくりによく使われています。海外では、米国の「D&C Red No. 7」などに相当する色素として知られています。

タール色素と旧表示指定成分

タール色素は、まれにアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす可能性があるとして、かつて表示が義務づけられていた「旧表示指定成分」に含まれていました。現在は全成分表示が義務化されているため、ほかの成分と同じように表示されています。

日本では1970年代に、化粧品の使用が関係したとされる色素沈着型の皮膚炎が社会問題となり、一部のタール色素やその不純物が原因として指摘された経緯があるとされています。その後、色素の品質管理が進められ、現在の化粧品は当時とは状況が異なると考えられています。

一方で、口紅やリップ製品による唇のかぶれ(口唇炎)の原因成分として、色素が挙げられた報告もあります。赤202も、口紅による皮膚炎の原因として報告された例があるとされています。頻度はまれとされていますが、唇は皮膚が薄く、飲食で成分が口に入りやすい部位でもあるため、体質によっては合わない場合があることを知っておきたい成分です。

⚠️ 注意したいこと

唇の赤み、かゆみ、腫れ、皮むけ、ひび割れなどが続く場合は、リップ製品の使用を中止し、皮膚科に相談してください。原因を探るためのパッチテストを行っている医療機関もあります。

どんな人が気をつけたい?

次のような人は、成分表示で赤202を含むタール色素を確認しておくと、製品選びの手がかりになります。
・過去に口紅やリップグロスで唇がかぶれたことがある人
・皮膚科のパッチテストで色素に反応が出たと言われた人
・唇が乾燥して荒れやすく、刺激を感じやすい人

新しい色の口紅を使い始めてから唇の調子が悪くなった場合は、使い始めた時期と製品名をメモしておくと、原因を探るときに役立つことがあります。同じブランドでも色番号によって配合されている色素が違う場合があるため、色ごとに成分表示を確認するのがおすすめです。

唇が荒れているときは、傷んだ部分に色素が触れることで刺激を感じやすくなる可能性があります。色つきのリップを控えて保湿を優先するなど、唇の状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。

よくある質問

タール色素は発がん性があると聞いたけど?
現在、化粧品に使えるタール色素は、法令で種類や基準が定められたものに限られています。過去の情報や別の色素の話が混ざって広まっている場合もあるため、公的な情報をもとに判断することが大切です。
「赤202」と「赤201」は同じもの?
どちらも似た系統の赤色色素ですが、別の成分として区別されています。過去にどちらかで反応が出た人は、両方とも成分表示で確認しておくと安心材料になります。
タール色素不使用の口紅なら安心?
タール色素以外の色材や、ほかの成分が合わない可能性もあります。「不使用」の表示だけで判断せず、全成分表示と肌の反応をあわせて確認しましょう。

まとめ

📌 まとめ

赤202は、口紅やチークなどで鮮やかな赤を出すために使われるタール色素で、法令で使用が認められた法定色素のひとつです。タール色素は旧表示指定成分に含まれていた成分群で、口紅による皮膚炎の報告もあります。唇にトラブルが続く場合は使用を中止し、皮膚科で相談しましょう。

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化粧品・シャンプー・日用品の成分を、公的データにもとづいて中立的に解説しています。「怖いかどうか」ではなく「自分に合うかどうか」で選べるお手伝いをするのが私たちの仕事です。

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